固定費削減に向けた洗い出し
私は実家暮らしの40代独身男性で、株主優待の消費もかねて外食や出前などを取るときは私が支払いすることが多いが、基本的な食費や光熱費は自分で支払っていない。
とはいえ、自分の通信費やサブスクなどの出費は支払っているし、趣味のための出費もあるが、2023年は税金を除けば100万円も支出していない。
固定費の洗い出し
過去1年間の出費を一覧にまとめて、その中から一時的、突発的な出費を除いた固定費を洗い出し、削減できるものがないか検討することから始めた。トータル43.5万円ほどだったが、内訳は以下の表のとおりだ。
種別 | 品目 | 月額(円) | 年額(円) |
通信費 | 携帯電話利用料(docomo) | 2918 | 35016 |
通信費 | 携帯電話利用料(OCN)+プロバイダメール利用料 | 993 | 11916 |
通信費 | プロバイダメール利用料(朝日ネット) | 330 | 3960 |
サブスク | スカパー!視聴料等 | 2409 | 28908 |
サブスク | 電子書籍定期購読(週刊少年マガジン) | 1080 | 12960 |
サブスク | 電子書籍定期購読(週刊少年ジャンプ) | 980 | 11760 |
サブスク | 電子書籍定期購読(週刊少年サンデー) | 1067 | 12800 |
サブスク | LYPプレミアム会員利用料金 | 508 | 6096 |
サブスク | 電子書籍(楽天マガジン) | 330 | 3960 |
医療保険 | 診察料 | 430 | 5160 |
医療保険 | 薬代 | 5000 | 60000 |
医療保険 | 医療保険 | 2138 | 25658 |
食糧費 | お酒 | 14160 | 169920 |
寄付 | 定期寄付(国境なき医師団) | 3000 | 36000 |
※赤字は主な削減/廃止対象
通信費
通信費については携帯電話は必須となるが、これも大手キャリアを維持する理由はキャリアメールくらいしかない。最近はLINEなどでのやり取りが主流で、キャリアメールもほとんど使わなくなったため、もはや廃止してもいいだろう。通信料もさほどかからないし、電話をかけるのはLINE上のデータ通信で済むし、待ち受け専用といった感じだ。格安SIMに変更することで固定費削減に大きく貢献するはずだ。
そのほかデータ通信が必要になる場合に、モバイルルータとして利用するためにOCNモバイルONEを契約している。退職すると外出機会が減り、データ通信料は大きく下がる可能性が高いが、OCNモバイルONEは今後新規に契約することができないため、ライフスタイルの変化を見極めた上で廃止には慎重な検討が必要だ。
朝日ネットのプロバイダメールについては、現在とある個人情報流出事件に伴って、迷惑メールが大量に送られてくるようになったため、OCNのプロバイダメールへ移行途中で今後廃止予定だ。さっさと廃止したい。
サブスクリプション
サブスクについては、1つはスポーツの有料放送を観戦するためにスカパー!を契約する必要がある。最近ライセンス料が高騰したため値上がりが続いているが、DAZNかスカパー!しか選択肢がないため外せない。
その他雑誌の購読が多い。以前はすべて紙書籍を購入していたが、購入するために外出したりするのが面倒なこと、電子書籍化することで費用の削減が可能なため、数年前に電子書籍に移行したことで出費を15%ほど削減できており、一家で共有しているためこのまま継続する。
LYPプレミアム会員利用料金はいわゆるヤフオクの手数料代わりに支払っているものだが、趣味で不要になった高額なものを売却する機会が多く、その手数料の割引額(3.8%)の方がはるかに大きいためこのまま継続する方がいいだろう。
サブスクはすべて継続の方針となる。
医療保険
医療保険については、主に体調不良に伴う通院費と薬代がメインで、体調不良が回復すれば支払う必要はなくなるだろう。いつ全快するかはわからないが、早く削減したい品目の一つだ。
また、これから年を経るにつれて健康面の不安は増すことになるだろう。生命保険などは残す相手もいないので不要だが、高額な手術などが発生した場合に備えて掛け捨ての医療保険には加入している。
食費
食料費は基本的に実家負担で支払っていない。お菓子を購入したり、外食したりした際に不定期に出費することはあるが、半分以上は株主優待券で賄われている。
定期的に購入しているのは主にお酒(ビール)だ。これも会社を辞めて体調不良のストレスが軽減されていくうちに減っていくと思うが、しばらくはキープすることになるだろう。お酒を飲み続けることは健康リスクにもなるのでいずれ減らすなりなくすなりしようと思っている。
寄付
東日本大震災を契機に定期的に寄付をするようになり、もう十数年寄付を続けてきた。まずは自分の生活を再構築することが先決で、数年かけて収入と支出のバランスが安定するか確認する必要がある。退職のタイミングで一時寄付を止め、収入と支出のバランスが安定したら、また再開を検討する。
固定費の削減が早期リタイヤの近道
住宅費や光熱費、通信費、食費などは生活するうえで欠かせないものだが、額が大きいこともあり削減できれば大きく早期リタイヤへ近づくことができる。
例えば会社を辞めてしまえば、都内の利便性の高いところに住む必要がなくなるため、郊外に引っ越すことで住宅費の削減を行うことも可能だろう。車を所有する必要性もない程度に利便性がよいところに住めば車も売却して固定資産税やガソリン代を節約することも可能だ。
いずれ独りになったときには、現在住んでいる家は管理するには大きすぎるので、今よりもコンパクトな住居に引っ越すことは考えているし、行動は基本的に自転車と電車にするつもりなので、車の所有も考えていない。
食費も固定費の削減を考えれば、自炊できるようにしておくことはとても重要だ。1人なら自炊すれば3万円程度に抑えることも可能だが、外食となるとそうはいかないだろう。これまで料理などはしてこなかったが、健康面においても自炊の方が好ましいし、時間もできるので母が生きている間に基本的な「母の味」は継承しておきたいと思っている。
ともあれ、これらの行動を開始するためにも、固定費の削減のためにも、まずは健康不安を解消することが先決だ。次回は実際に固定費を削減した結果をまとめてみようと思う。
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