チムニー(3178):食事券 or 優待品
我が家では家族で外食をするとき、どこ行こうと相談すると最初に出てくるのは焼肉屋か寿司屋であることが多い。外食チェーン店で焼肉屋を営んでいて、株主優待が利用できるチェーン店はいくつかあるが、そのいずれも我が家から歩いていける距離にはないのが残念だ。
電車に乗っていける範囲でできるだけ近く、株主優待が利用できるチェーン店を探すと、チムニー(3178)が運営する焼肉牛星が見つかった。新型コロナウィルスの感染拡大に伴って利用客の減少し、コロナショックによる株価の急落が発生した2020年3月にチムニー(3178)の株を100株購入した。
年2回(3月/9月)、お食事券 or 優待品
チムニー(3178)の株主優待は以下の通り、お食事券か優待品を選択するもので、100株以上、500株以上で選べる優待が異なる。
100株以上 | (1)株主様お食事券500円券を6枚(3000円分) または、 (2)株主様優待品 ①チムニーオリジナル「角力カレー」4パック1セット |
500株以上 | (1)株主様お食事券500円券を30枚(15000円分) または、 (2)株主様優待品 ①チムニーオリジナル「角力カレー」4パック1セットを複数選択 もしくは、 ②チムニーグループ厳選ステーキセット(1セット) |
2020年3月当時は100株の食事券は「お一人様1回のお食事につき1枚利用いただけます」と、利用枚数に制限があったが、新型コロナウィルスの感染拡大によって利用できる機会が減ったことから、「お一人様1回に何枚でもご利用いただけます」と500株保有の食事券と同じ条件に変わったようだ。(またそのうち改変されるかもしれないが。)
※株主優待の内容は変更されることもありますので、正確な情報は公式HPをご覧ください。
業績
業績については、新型コロナウィルス感染拡大後のダメージが大きく、営業利益が3期連続で赤字に転落しているが、23年度は第三四半期の時点で前年1年分に迫る勢いで、経常利益、純利益ともに改善し、第三四半期の進捗率94.1%、通期予想は黒字転換と復調の兆しをみせている。※詳しくは公式HPをご覧ください。
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
連19. 3 | 45,685 | 2,457 | 2,505 | 1,205 | 62.9 | 23 |
連20. 3 | 41,107 | 283 | 36 | -2,812 | -146.4 | 11.5 |
連21. 3 | 13,229 | -6,100 | -4,553 | -9,004 | -467.8 | 0 |
連22. 3 | 10,108 | -4,582 | 3,252 | 1,227 | 63.6 | 10 |
連23. 3 | 20,155 | -1,667 | -1,635 | -2,016 | -104.5 | 0 |
連24. 3予 | 25,500 | 1,100 | 1,200 | 900 | 46.64 | 0 |
※単位は百万円
自己資本比率は26.5%、利益剰余金のマイナスを資本剰余金から補填し、マイナスを解消している。
購入額と優待利回り
2020年3月に1471円で100株購入したが、食事券の利用がまとめて使えない制限があったため、さらに株価の下がった2021年5月に1300円で400株を買い増しし、取得単価は1335円となった。
購入時株価 | 1335円/株 |
保有株式数 | 500株 |
保有継続年数条件 | – |
優待内容 | 食事券15000円分(年2回) または 優待品(角力カレー or ステーキセット) |
優待利回り | 4.49% |
私が株主優待を目的として株式を購入するときは長期保有して5%を上回ることを基準にしている。4.49%はそれを下回るが、コロナショック前の株価が1.5倍以上の価格だったため、これ以上の値下がりは期待できそうもなかったし、お店が通える範囲になくなった場合でも、商品との交換が可能な点がメリットとしてあったのでおおむね満足している。
新型コロナウィルスによる外食産業のダメージはいまだに全国に傷跡を残しているが少しずつ回復してきている。今後業績の悪化や株主優待制度の改悪などがあれば、手放すことを検討せざるを得ないが、金融危機が訪れなければ業績の回復とともに株価も戻ると期待している。
※株式の購入を推奨するものではありません、あくまで自己責任で購入をご判断ください。
コメント