株主優待で固定費の削減をしたい：ＧＭＯインターネットグループ(9449)

投資と固定費削減の両立

投資と固定費削減の両立

固定費の中で携帯電話やデータ通信に年間15000円ほどがかかっていて、日本通信のシンプルプラン290とOCNのOCNモバイルONEを契約しているが、これをTOKAIホールディングス(3167)の株式を購入し、株主優待から格安SIMブランド「LIBMO」の割引を受けることで、無料に近いところまで携帯電話料金を抑えることができる。

株主優待で固定費の削減をしたい：TOKAIホールディングス(3167)

投資と固定費削減の両立会社を早期リタイヤすることを決断する際に、まず自分が年間で使用している金額把握のため、カードや電子マネーなどの履歴を確認し、固定費を洗い出して、その中から削減できるものを実際に削減してみた。私の場合、実家暮らしのた

携帯電話料金以外にも固定費として費用が掛かっているものがあるので、さらに株式を購入し、株主優待の恩恵を受けることで、固定費を削減できる方法を探してみた。

ブログにかかる費用

一般的にブログを始めるならAmebaのような企業が無料で提供するブログサービスを使うのが一般的な方法だと思う。この場合、ブログ開設にかかる費用はほとんどなく、維持にかかる費用もないし、病気などでブログの所有者が管理できない状況になっても、運営母体が維持する限り消えることもない。

しかしブログを自分の思うように作っていきたいとなると、自分でサーバーを立てるか、レンタルサーバーと呼ばれるサーバースペースを借りて、ドメインを取得し、アプリケーションや拡張機能をインストールしてから、日記を投稿していく必要がある。

ブログの開設には、レンタルサーバーのレンタルにかかる初期費用と、毎月のレンタル費用、ドメインの登録料と更新料が必要だ。

このブログでいえば、レンタルサーバーにはエックスサーバーのスタンダードプランを使っているので、新たに契約する場合、初期費用は0円、月額は990円～1320円(一括支払いの契約期間をすると割引される)で、ドメイン費用は「.blog」の場合は取得に1円、2年目以降の更新に480円がかかる。

2年目以降年間でかかる費用は高くて16320円(1320円×12＋480円)となる。もちろん提供している会社やサービスの内容によって金額はまちまちで、費用を抑えようと思えばもっと安価なサービスを選ぶこともできるが、コストパフォーマンスの高い価格帯を選択しているつもりだ。

労働をしていない身分で毎年16320円かかるのは、それなりに負担になるし、削減できる方法があるならそのほうが嬉しい。

ＧＭＯインターネットグループ(9449)

レンタルサーバーのレンタル費用やドメイン更新を割引してくれる株主優待を提供している会社を探してみると、ＧＭＯインターネットグループ(9449)があった。ＧＭＯインターネットグループはGMOクリック証券やGMOコインなどの金融系、インターネット接続のトクトクBB光、ドメイン管理やレンタルサーバーのお名前.com、ConoHaなどのサービスを提供している会社だ。

株主優待の内容(年2回(12月/6月))

株主優待の内容もこれらのサービスをまとめて割引などを受けられる充実したものとなっている。

条件：100株以上、6ヶ月以上継続保有

GMOコインにおけるビットコイン付与(2100円相当分)
GMOクリック証券における自社株式買付に係る買付手数料(上限なし)
GMOクリック証券における売買手数料キャッシュバック(5000円)
GMOインターネットグループが提供する各種サービスのご利用料(5000円)

α、β、γの条件は書いてある通りで、特に説明も必要ないと思うが、δの内容については複数の条件の中から選べるようになっていて、申請すれば利用料5000円分を割引される。要約すると以下の通り。

とくとくBB光：新規申込時にBBウォレット5000円相当を付与
お名前.com：ドメイン取得、レンタルサーバー
ConoHa：レンタルサーバー
Z.com Web Hosting：Z.com Cloud ※2024年6月30日サービス終了
makeshop：ネットショップ開設
GMOサイン：電子印鑑

※株主優待の内容は変更されることもありますので、正確な情報は公式HPをご覧ください。

レンタルサーバーの割引に使える

上記のδの株主優待を使えば、レンタルサーバーやドメイン更新料などの半年ごとの支払いが5000円分割引可能になる。

お名前.comのレンタルサーバーなら半年ごとに支払いをするとなると、7128円となるので、5000円分割引され2128円で利用できるし、ConoHaのブログ用レンタルサーバーConoHa WING ベーシックパックの6ヶ月支払いなら7260円となるので、5000円割引されて2260円で利用でき、いずれのサービスでもドメイン費用も無料となる。

年間換算で10000円分の割引が適用されると年間5000円未満でドメインの更新とレンタルサーバーが利用できることになり、年間の固定費を1/3以下にすることができるのは魅力的だ。

2024年2月現在の株価を見ると2500円前後となり、100株取得にかかる費用は25万円前後だ。株主優待全体を見ると年間で24200円＋α相当分の優待になるが、優待利回りとして換算すると9.7%と高利回りとなる。

業績

業績を見てみると非常に堅調で、売上高は右肩上がり、営業利益、経常利益ともに高い利益を上げている。インフラ事業は景気から受ける変動が小さいので、不景気になっても赤字に転落リスクも少ないと思っている。

【業績】	売上高	営業利益	経常利益	純利益	1株益(円)	1株配(円)
連19.12	196,171	25,279	24,506	8,337	73.2	24.2
連20.12	210,559	27,893	27,136	10,284	93	30.8
連21.12	241,446	41,097	43,393	17,527	159.7	52.7
連22.12	245,696	43,746	46,025	13,209	123.2	47.6
連23.12	258,643	42,471	45,947	14,191	133.33	44.1