HSPの生きづらさは環境に恵まれれば長所になる

早期退職/FIRE
スポンサーリンク

HSP(Highly Sensitive Person)

私は敏感体質なようで、五感が人より少し繊細らしく、物事からインプットされる情報が多くて、処理するだけで疲れてしまうので、いろいろ不自由を感じることが多い。特に会社員として働いていると自分には合わないものを強制的に使わされることはとても苦痛に感じることも多く、無意識に縛られることに対して抵抗していることがある。

光に敏感

強い光が苦手で、液晶モニターなどはいつも輝度を最小にして使うので、周囲の人からは何をしているかほとんど見えないし、他人に画面を見せて情報共有するときにはよく見えないと言われることもしばしばだ。

LEDライトも光が強すぎて嫌いで、寝る前に見ると寝つきが悪くなるし、会社で蛍光灯がすべてLEDに変わったときも強いストレスを感じてしまう。

秋葉原や量販店などの電気店などに行くと家に帰ると緊張性の頭痛に悩まされることも多い。

大きな音とノイズが嫌い

人ごみのような雑多な音や人の声があちこちからする環境が苦手で、人が密集する繁華街にはあまり行かない。聞こえてくる音に無意識に反応してしまって、情報処理に頭を使いすぎて頭痛がしてきてしまうので、行くときは長時間滞在しないようにしている。

車やバイクの爆音やドアがバタンとしまった時のような大きな音が嫌いでビクッとしてしまう。音楽を聴くのにイヤフォンを使っていた時も周囲の音が聞こえるくらいの小さな音で使っていた。高周波音は無意識にストレスになっていて肩こりに悩まされる。

香りやにおいに敏感

小さい頃は横須賀に住んでいて、魚も美味しく食べていたのに、東京に引っ越して来てからは魚が嫌いになった。周りにいる人たちと一緒に食事をしていても、気にならないくらいの臭みがとにかく生臭く感じて美味しくいただけないし、ものによっては飲み込むことができない。

魚貝料理の中でも臭みが凝縮する煮物が最も苦手で、カキ鍋のような臭みの強い鍋は一切食べない。家で食べるときはたいてい刺身などの生で食べることが多く、鮮度が悪く臭みが強いものは手を付けない。

また、薬味や香草類の強い香りは普通の人が使う量の1/5くらいでいいし、水道水の塩素臭が苦手で普段飲む水は天然水を買って飲んでいる。唐辛子系の辛い物が食べられないし、特に腐った食べ物の匂いには敏感な体質だ。

子供の感覚はフレッシュで繊細

こういった食の好みについては、特に両親に長年理解されなくて悩まされたし、苦手な食べ物を無理やり食べさせられて大人になって食べなくなったものも多い。例えば火の通りきっていない玉ねぎや長ネギなどの刺激や、パクチーやしそ類の強い香りがダメで、しっかり目の海藻(昆布やわかめ)は飲み込むことができない。(ペラペラのわかめは食べることができる)

子供が嫌いな食べ物には香りの強いものが多いと思う。子供は大人に比べると感覚器の数が多くて嗅覚が鋭敏で、例えばニンジンやピーマン、シイタケなど独特の香りを嫌な臭いと本能的に感じているのだと思う。将来食べられなくなったりしないように子供には強制しないで上げてほしい。

皮膚に触れるものを選ぶ

肌着なども合う合わないがあり、タートルネックやマフラーなどはチクチクとしてしまって着ることができない。

新型コロナウィルスの感染拡大によってマスクの装着が必須となったときには、肌に合うマスクを探すのが大変だった。不織布のものだとケバ立つものは使えないので、ユニ・チャーム ソフトーク 超立体マスクを愛用している。

軽い脅迫症?

社員証などの紐状のものを首からかけるのも嫌いで、会社では安全装置付に変わるまで身に着けることを拒否していたこともある。拒否する理由を理解してもらえないので、義務化されると非常に厄介だ。

先端の尖ったもの刃物やペン先を向けらえるのにも抵抗があり、無意識に丸みのあるものを身に着けていることが多い。狭く閉鎖された空間が苦手で、おそらく宇宙船の中では生活できないと思う。風を感じることのできないオフィスビルや高層マンションも嫌いだ。

よき理解者と環境があれば豊かな感性は長所になる

こういった感覚は幼少期から感じていたけど、話しても伝わらず、他者と感覚的に共有できないことが多いので、話しても理解されないだろうなと思うこともよくあるし、理解しあえない人といるのは疲れるので、他人と関わるのが面倒に感じる傾向はあると思う。

もちろんよき理解者が得られれば、長く付き合うこともできるし、たくさん話もする。感覚的に理解しあえる人なら長く付き合うこともできる。

最近はHSP(Highly Sensitive Person)という言葉が使われるようになって、感覚が鋭敏で生きづらさを感じている同類は結構多いのだなと思う。私も会社員生活は気質によるストレスは結構多かった。

こうした鋭敏な感覚を弱点だと思っている人が多いと思うが、その豊かな感性は本来は長所である。環境に恵まれればきっと長所となって必要とされるはずなので、今が生きづらいならそんな場所から離れて、生きやすい場所を探してほしいと思う。

自然との相性もいいので農業やガーデニング、田舎暮らしなども合っているかもしれない。動物との対話にもその感覚は生きるだろう。手で何かを作る工芸、料理なども豊かな感性が求められるだろう。文筆なども鋭敏な感覚が武器になるかもしれない。

会社員生活が合わないなら、今はフリーランスで仕事をする手段もたくさんあるし、会社員だけが仕事ではない。自分のペースで快適に働く方法を模索してほしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました