○○ショック~株式のバーゲンセールこそ買い時~

株主優待
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投機ではなく長期投資

私がリタイヤ生活するにあたって主な収入源となるのは、投資によるキャピタルゲインと配当、そして株主優待だ。私は株式投資歴はもう20年ほどになるが決して上手な投資家ではないと思う。ハイリターンを求めて投機をして失敗しまったこともあったし、特に2008年9月のリーマンショックでは多大な損失を被った。

私の親は私のような投機はせず、大型株を長期で保有するタイプの投資家で、リーマンショックによる暴落後に、つぶれそうもない日本の大型株を買い集めていった結果、私の何倍も資産を保有している安定堅実な投資家だ。

私もダメージを追ったリーマンショック後に、自分が利用していたサービスやショップなどの株主優待を目的としていくつかの株式を購入したが、これらの株式は10年以上経過した今では数倍の株価になっている。

これらの株式は株主優待を目的として保有しているため、まず株価の上下に一喜一憂せずに長期に保有する。結果、株主優待から得た金額が購入時の金額を上回り、これらの会社がつぶれても損失にはならない状態だ。

コロナショック

記憶に新しいが2020年3月にコロナショックが訪れた。私は日本の世間の景気と金融市場との間に仮が生じているような皮膚感覚があったため、株主優待目的以外の株式は保有しておらず、現金保有率が高かった。

そこに突然新型コロナウィルスの感染拡大が訪れて、世界の株式市場は急落した。リーマンショックのような金融市場の崩壊とは異なり、ウィルス感染による一時的なショックだと思ったため、この時いくつか株式を購入し、株主優待目的の株式を除き、キャピタルゲイン目的の株式は売却して、少しまとまった資産ができた。

私は自身の大きな失敗体験と小さな成功体験、親の堅実な投資をみて、自分にもできる投資スタイルは何なのかをよく考えた結果、長期保有のスタンスがいいと思うようになった。特に相場が暴落した時に買うスタンスだ。

次の〇〇ショックは?

暴落時に買いに入るスタンスを作るには、暴落前には現金保有率を高めておく必要がある。では暴落はいつ起こるのか?それははっきりとはわからないが、コロナショック、リーマンショック、ITバブル崩壊など、10~20年のスパンでおおむね起きている。

これらの経済ショック、バブル崩壊の簡単なシグナルとしてイールドカーブがある。通常債権は長期債の方が利率が高く、短期債の方が利率が低い。この30年以上日本はデフレが続いてしまったため長短金利差が極端に小さいが、通常銀行預金なども期間の長い定期預金の方が利率は高い。ところが何らかの理由で、中央銀行が政策金利を急速に上昇させて、長短金利差が逆転する(逆イールド)状態が生じることがある。

銀行は預かった預金(短期)をより利率の高い長期債などの金融資産に投資し、その金利差を利益としているが、この逆イールドは短期債の利率の方が高くなるため、誰も欲しがらない長期債の価格を下落させ、銀行の保有する資産に大きな含み損を生じさせる。

2023年3月に起きたシリコンバレーバンクなどの倒産は、この含み損が生じて長期債などの資産を売るに売れなくなったところに、預金の引き出しが殺到したことで資金がショートして発生したものだろう。

この逆イールドとバンクラン(取り付け騒ぎ)によって、銀行は預金の引き出しに備えるため現金を多く保有する必要に迫られ、今まで潤沢に貸し出していたクレジットや融資を絞り、利率を上げて貸し渋りを始める。これにより市場に投入される資金が減っていき、市場の資金の流動性が枯渇し、逆イールドが解消されると金融市場の暴落が起きる。

と素人なりに私は理解しているが、まぁ間違っているかもしれない。

シグナルは点灯している

2024年初現在では、アメリカの金融市場はAI関連銘柄がけん引し大幅な上昇をしているが、2022年半ばから国債利率は長期間に渡り逆イールドが生じており、景気後退のシグナルが点灯している。

世界は第三次世界大戦突入を匂わせるような緊迫感と、コストプッシュ型の急速なインフレが続いているが、日本人も物価高に苦しんでいる状況でとても景気が良いようには感じられないため、私は資産の現金比率を高くして、次の投資のチャンスを伺っている。

投資が下手な私には、いつ金融市場の暴落が訪れるのかはわからないし、このままソフトランディングするかもしれないが、もし世界不況が訪れ株式相場が大きく下落してバーゲンセール状態になったら、また株主優待目的の株式や高配当を長期維持が期待できそうな企業の株式などを買い集めようと考えている。

※株式の購入を推奨するものではありません、あくまで自己責任で購入をご判断ください。

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